副業のWeb面談に40分いたのに誰も来なかった話

看護師向けの在宅系副業に応募して、オンライン面談の日を迎えた。

時間になったのでリンクを開くと、そこには静かなウェブ会議室があった。

誰もいない。

音もない。

ただ「入室しました」の文字だけが、やけに存在感を放っている。

この無音空間、毎回ちょっとだけ背筋が伸びる。

最初の5分。

「まあ、まだ来てないだけやろ」

そう思って余裕で待つ。

10分後。

誰も来ない。

一度退室して、再入室する。

(なぜか一回出ると何か改善される気がする謎行動)

もちろん誰もいない。

15分後。

また退室 → 再入室。

ここで気づく。

「これ、ルームの問題じゃなくて人間側の問題では?」

20分後。

まだ来ない。

でもここで諦めると負けな気がしてくる。

“あと5分だけ待つ”が発動するフェーズである。

30分後。

部屋の静けさが一段階深くなる。

誰もいないのに、自分だけがそこにいる感覚が強くなる。

会議室というより、

「放置されたデジタル空間」

に近い。

35分後。

さすがに薄々気づく。

これ、たぶん来ないやつだ。

でもまだ待つ。

人間って、“待つ理由”が消えても“待つ行為”だけ続けられる生き物らしい。

40分後。

静かに悟る。

「あ、これ来ないやつ確定だ」

その間、私は別タブで“AIに指示を出すと記事を書いてくれるやつ”に原稿を投げていた。

プロンプトはやけに丁寧で、

「ポジティブに」
「わかりやすく」
「読みやすく」

など、まるで優等生の塊みたいな指示だった。

するとAIは、淡々と文章を生成していく。

「完璧じゃなくていい」
「組み合わせが大事」
「前向きに考えましょう」

どこにでも貼れそうな正論が、静かに積み上がっていく。

気づいたら、

  • 私:入室と退室を4回繰り返しながら虚無
  • AI:1200字の優等生文章を生成
  • 会議室:ずっと無人

という謎の三者構図が完成していた。

結局、その文章は提出先もなく宙に浮いた。

でもこういうのはたまにある。

「作られたけど行き場のない文章」。

予定が消えた日の、デジタル版の置き土産みたいなものだと思うことにした。

在宅系の副業って、想像以上に“ちゃんとしてる案件”と“謎の案件”が混ざっている。

オンラインだからこそ、相手の温度感が最後まで見えないこともある。

たまにこういう日もある。

でも今日わかったことがひとつだけある。

一番働いていたの、多分AIだった。

そして一番待っていたの、人間だった。


在宅系の副業って、正直かなり当たり外れがある。

でも逆に、「文章を書く」「イラストを描く」「相談に乗る」みたいに、自分の得意をそのまま使える働き方も増えてきた。

看護師さんって、意外と絵がうまかったり、文章得意な人も多いんですよね。

「本業以外にも、何かできることあるかも」と思う人は、こういう系を眺めてみるのも面白いかもしれません。

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