「まず来てみて」と言われて入った病院を、5ヶ月で辞めた話

当時の私は、施設で働きたかった。

でも施設系はなかなか空きがない。
だから、「まず病院に入って、空きが出たら施設へ異動できないかな」と思った。

面接の問い合わせで正直に、

「病院で働いて、施設に異動できたりしますか?」

と聞いてみたら、

「まず来てみて」

と電話で言われ、行ってみるとそのまますぐ面接になった。

その病院には保育園があって、年長の子も1歳未満児も一緒に預かってくれるという。
当時の私にはかなりありがたく、とりあえずパートで働き始めることにした。

配属先は整形病棟。

そこには、私より少し若いナースマンがいて、卒後2年目くらいの若い子たちに熱心に看護観を語っていた。

正直、見ていてちょっとしんどかった。

若い子には熱い。
でも、それ以外にはあまり興味がなさそう。

そんな空気を感じながら働いていた。

私は16時までのパート勤務だったけれど、徐々に即入院やオペ入院を普通に取るようになっていった。

当然、16時で終わらない日も増える。

昼休みを削って入院書類を作っていたこともあった。

そんな時、卒後2年目くらいの子に、

「コール鳴ってますよ」

と言われた。

(いや、私、昼休みなんやけど……)

と思ったけれど、結局そのまま対応した。

だんだん、病棟業務そのものがしんどくなっていった私は、進んで毎日風呂介助に入るようになった。

病棟から少し離れられる時間の方が、気が楽だったからだ。

でも、気持ちが軽くなるわけではなかった。

インフルエンザにかかり、その後は胃腸炎。

身体の方も、なんとなく「もう無理」と言い始めていた気がする。

その頃、看護部長との面談で、もう一度聞いてみた。

「施設の空きって、どうでしょう?」

返事はシンプルだった。

「空かないと」

期待を持たせるわけでもなく、ただそれだけ。

そして続けて、

「どーする? 辞める?」

と聞かれた。

私は、

「はい、辞めます」

と答えた。

実はその頃、転職活動も同時進行で進めていた。

さらに、病院保育園を利用して働いたことで、次男を市立保育園へ入れることもできていた。

だから、あの「まず来てみて」から始まった5ヶ月間も、完全に無駄だったわけではない。

次男の保育園も決まり、次の転職先も動き始めていた。

私の病棟パート生活は、こうしてあっけなく終了した。

エージェントにも当たり外れはあるけど、それでも私はもう直接交渉はやらないと決めている。 自分で全部やるのは、正直しんどすぎる。基本めんどくさがりだから🤣