勤務中、「なんでだよ!?」と思うことは、正直けっこうある。
もちろん、誰だって忙しい。
確認が抜けることもあるし、完璧にできる人なんていない。
でも、その小さな確認不足が何度も重なると、あとから修正する側の負担になる。
先日、私が日勤リーダーをしていた時のこと。
昼食誘導の時間に、介護職員から報告があった。
「〇〇さん、ご飯いらないそうです」
……え?
「理由は?具合悪いの?」
と聞くと、
「さあ」
という返事。
いや、なんでだよ!?
そこ、一番聞いてほしいところじゃない?
食事を断っているなら、
・体調が悪いのか
・お腹が痛いのか
・気分的なものなのか
・何か訴えがあるのか
理由によって対応は変わる。
仕方がないので、自分で様子を見に行った。
すると、その方はお腹を壊していて、便失禁もしていた。
なるほど。
それなら食欲がないのも納得。
状態を確認し、先生へ相談。
お腹の薬を出してもらうことになった。
ここまではいい。
問題は、その約1週間後だった。
内服薬をセットしていた時、その方の薬を見て気付いた。
「あれ?まだ止痢剤飲んでる……」
まだお腹が緩いのかと思い、本人に確認した。
「〇〇さん、まだお腹調子悪いの?」
すると返ってきた答えは、
「いや、もう3日便秘してる」
……いや、なんでだよ💢
しかも、止痢剤は昨日再処方されたばかり。
え?
もう便秘している人に、また止痢剤が出ている?
先生に確認すると、
「え?昨日出したばっかじゃない?」
そりゃそうだ。
先生は、その時点で「下痢が続いている」という情報をもとに処方している。
でも実際の本人の状態は変わっていた。
先生が悪いわけではない。
最初に止痢剤をお願いしたことが間違いだったわけでもない。
問題は、その後の確認。
薬を飲んで、その人がどうなったのか。
症状は改善したのか。
逆に便秘になっていないのか。
そこを見る人が必要だった。
そして、こういうことが起きる相手は今回が初めてではない。
以前から、
「そこ確認してから報告してほしい」
と思うことが何度もある。
報告自体はしてくれる。
でも、医療職として必要な「その先の確認」が抜けていることがある。
「ご飯いらないそうです」
という情報だけでは足りない。
「なぜ食べられないのか」
まで確認して、初めて次の対応ができる。
「前回これで出たから、今回も同じで」
ではなく、
「今、この人はどういう状態なのか」
を見る必要がある。
施設では、こういう小さなことが本当に多い。
一つ一つは些細なこと。
でも、
「理由を確認しない」
「薬の効果や副作用を確認しない」
「前回と同じ内容で処方依頼をする」
こういう小さな積み重ねが、あとから大きな修正作業になる。
そして、その修正をするのが日勤リーダーだったりする。
本人に確認して、
状態を見て、
先生へ報告して、
薬を確認して……。
結局、最初に少し確認していれば済んだことに時間を使う。
だから私は、
「この人のあとに日勤リーダーやるの嫌だな……」
と思ってしまうことがある。
忙しい現場だから、全部完璧にするのは難しい。
でも、医療や介護の現場では「ちょっと確認する」が、その人の安全につながる。
30秒の確認を省いたことで、あとから30分の修正になることもある。
その30秒を大事にしたいと思う。